「管楽器歯科」開設のお知らせ
その中でも、歯科に最も関係のある楽器は「管楽器」です。
また管楽器を演奏するときは、下顎の位置を普段と違う位置に置くため、顎関節に負担がかかり、関節や筋肉に症状が出る、顎関節症を発症させる要因となることも知られています私も趣味でアルトサックスをやっている手前、管楽器奏者から歯に関しての相談を受けることが多々あり、管楽器奏者がいかに歯や顎のことで悩んでいるか、身をもって知ることとなりました。
「演奏できなくなるので、矯正するための装置を付けられず、歯列矯正をあきらめている」
「練習を頑張っているが、顎が痛くてままならない」
「前歯がないため、演奏できない」
私の持てる知識を総動員して、解決できるよう努力いたします。
2) 顎関節症
顎関節が正しい位置に置かれるためには、腱や靱帯、関節円板などの周囲の組織が正しく機能していることが重要となります。
しかし管楽器の演奏は、下顎を強制的に前に偏位させることが多く、それにより周辺組織が変形や転位を起こし、顎関節に負担をかけることがあります。
また、口や顎の周辺の筋肉の緊張により、筋肉の痛みが発現する場合もあります。
こうした病態の把握は難しく、正確な診断をつけることが困難な場合があります。
私は大学院で、顎関節症治療に従事し、論文も発表してまいりましたので、その経験を診断や治療に生かすことができるかと存じます。
治療方針は診断によって異なりますので、上記のような症状がある方はぜひご相談ください。